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【休診日】日曜日・祝日(木曜は要予約)
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早期治療を終えた患者さんの機能を安定させ、将来にわたって機能できるような噛み合わせや歯並びを最終的に作る治療や、大人の患者さんの(与えられた範囲ではありますが)、気になる点を改善しながら、より機能的な噛み合わせと歯並びを作る治療です。
歯を抜かずに治療できる場合や、治療後の顔の表情や噛み合わせの状態、歯の並ぶスペースの条件によって歯を抜いたほうが、良い結果が得られる場合があります。
①噛み合わせの不調和から、あごの関節に負担がかかり、痛くなったり口が開かなくなったりするなどの症状を起こすことがあります。それだけでなく、噛み合わせの状態や期間によっては、全身の骨格のバランスに影響を及ぼしたり、知らないうちに体に悪影響を及ぼすことがあります。矯正治療は、健康的な歯並びをもち、安心して生活できるようになる一つの治療法です。
②健康的な歯並びの人と比べ、お掃除がしにくいので、虫歯になりやすく、歯周病になりやすいです。そのため、歯を失う確率が高くなり、健康的な歯並びの人と比べ何十倍も苦労するでしょう。
小児期の治療・・・小児の矯正は6~12歳ぐらいで、乳歯と永久歯が混ざった時期に行います。
矯正治療の中の早期治療とは乳歯だけの歯並びの時期や混合歯列期(永久歯と乳歯が両方ある歯並びの時期)において、歯並びの状態だけに囚われるのではなくあごの偏移(左右への歪み)や、かみ合わせの状態(かみ合わせが深い状態や反対の受け口の状態など)をその適齢時に早期に対応していくことにより顔の成長発育や、かみ合わせに使う筋肉、あごの関節の機能を整え、将来では治療しがたい状態を良い成長へ導くための治療です。
夜間のみ使用するマウスピースのような装置や、顎の成長を機能的な方向へ成長を促す取り外しが出来る装置など、お子様にとって今何が必要かを一緒に検討し必要性や重要性を相談して治療内容を決めていきます。
私の考える早期治療の重要性とは、歯並びや見た目だけをなおすような治療は後からでも出来ますが、今この時期にしか出来ない治療もあるということです。
私は、お子様の本来の機能を支えてあげる事で、歯並びもおのずと整うようになり(個人差はありますが)、鼻で息が出来るようになったり、機能的な咀嚼(食べ物を噛んですり潰す事)や、正しく嚥下(食べ物などを飲み込んだりする事)が出来るようになったりする事で、結果的に、お口やあごが持つ、呼吸や本来の機能がより良くなっていく事は、歯並び以上に大事なことだと考えています。
成人期の治療・・・歯に金具(ブラケット)を付け、ワイヤーを通して治療を行います。
ご希望に応じて目立ちにくい透明なブラケットを使用することもできます。ワイヤーの種類には形状記憶合金もあり、従来よりも痛みが少なく歯の動きもスムーズで治療期間を短縮することもできます。部分的な矯正治療も行うことができます。治療は個人差がありますが通常1年半前後で終了します。
治療の前にそれぞれの状況をお話し、相談しながら、早期治療も同様にあくまでも「患者さん主体」の診療を心がけています。